斎王の宮から伊勢神宮外宮まで ・・・ お車で約10分
手水をしてから一の鳥居をくぐると、
そこは樹木に覆われた静寂に包まれた世界。
神楽殿を通り、きれいに掃き清められた
玉砂利の参道を歩いていくと、
衣食住や産業の神様が祀られている御正宮に到着。
また土地を守る土宮、困難を切り開く風宮などの
別宮と言われるお宮が数多く集まっています。
かつて前方後円墳であった小さな丘の上にある田上大水神社(たのえおおみずじんじゃ)は、地元の方々には別名「丸山さん」、「車塚」などともよばれています。階段をのぼれば田上大水神社と御前神社、二つの正殿が迎えてくれます。
外宮神域の東端に位置する度会大国玉比賣神社(わたらいおおくにたまひめじんじゃ)は、大黒谷という小さな谷間の、老杉が覆う境域にある。参道左手斜め上には伊我理神社があり、度会大国玉比賣神社に祀られている度会地方の地主の神とともに、古くから仰がれている。
第二鳥居の向こう、右側にある入母屋造の建物が「外宮神楽殿」。「御神札授与所」もあり、参拝者のお申し出により御神楽の奉奏、御饌(みけ)を奉奠しての御祈祷を取り扱っています。外宮参拝記念の御朱印は神楽殿にていただけます。
祭神は級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)。外宮正宮南方の檜尾山の麓に位置する別宮です。古くは風社(かぜのやしろ、風神社とも)であったが、1281年(弘安4年)の元寇の時に神風を起こし日本を守ったとして別宮に昇格しました。
豊受大神宮の大前の御池の真向かいに広がる深い杉木立の中、大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)をおまつりする土宮がご鎮座しています。土宮は他の別宮が全て南面するのに比して土宮だけが東面しています。
祭神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)。唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)といわれる、建築様式のご正殿はほぼ内宮の正宮と規模やつくりはかわりませんが、鰹木が内宮より1本少なく、千木が外削(先端が垂直に切られている)になってます。
かつては神酒が醸造されていたといわる御酒殿の守り神で、表参道からご正殿を参拝されると、ちょうどご正殿の裏手に御酒殿があります。その御酒殿 では、月次祭と神嘗祭に供える4種の神酒が祭典に先立ち奉納されています。6月・ 10月・12月の各1日には、神酒がうるわしく醸造されるよう祈る「御酒殿祭」も行われます。
天照大神の弟である月夜見尊(つきよみのみこと)と、その魂である月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)の二神が祀られている。外宮の北御門から真っすぐ月夜見宮に至る宮後町の道には、昔並 木があり、この道は神様の通う道であると信じられ大切にされていました。現在もこの道は地元の人々に「神路通り」と呼ばれ、親しまれています。
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