斎王の宮から伊勢神宮まで ・・・ お車で約15分
五十鈴川に掛かる宇治橋を渡り、
広がる内宮の静けさに心あらたに・・・。
清々しい陽の光を浴び、右手に降りて行くと広がる
御手洗場では、立派な錦鯉が悠々とお出迎えしてくれます。
さらに奥の大きな古木に覆われた石段を昇ると、
そこが御正宮。
来た道を少し戻り、内宮さんの中でも格別に美しいと言われ、
新緑や紅葉の名所として知られる風日祈宮へ。
内宮の織りなすさまざまな風景に、
五感が研ぎ澄まされるようです。
内宮への入口、五十鈴川にかかる宇治橋は、日常の世界から神聖な世界へのかけ橋といわれています。全長101.8m、巾8.421mで、欄干の上に16基の擬宝珠を据えた純日本風反り橋で檜で作られていますが、橋脚の部分は欅を使用しています。
内宮参道の右手のゆるやかな斜面を下りていくと、五十鈴川岸の御手洗場に出ます。神域の西側を流れる五十鈴川は別名「御裳濯(みもすそ)川」と呼ばれ、倭姫命(やまとひめのみこと)が御裳のすそのよごれを濯がれたことから名付けられたという伝説があります。
祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)で、特に風雨を掌られると伝える神、「級長津彦命(しなつひこのみこと)」「級長戸辺命(しなとべのみこと)」をお祭りしています。雨風は農作物に大きな影響を与えますので、伊勢神宮では古より正宮に準じてお祭りしています。5月14日と8月4日の年2度「風日祈祭」が行われます。
祭神は天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)。唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)と名付けられる建築様式のご正殿はじめ付属の殿舎ならびに御垣は、20年に1度、式年遷宮の大祭を行って建て替えられてきました。
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